羽生善治 九段 平成最後のNHK杯で優勝。対 郷田真隆 九段 棋譜

第68回NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝は

羽生善治九段 対 郷田真隆九段となり77手で羽生善治九段が勝利し7年ぶり11回目の優勝となりました。


平成元年で初優勝したのも羽生さんとの事でその当時は18歳。現在48歳の羽生善治九段は平成の最初と最後を締めくくりました。


またタイトル戦を除く一般棋戦の優勝回数が故大山康晴15世名人を抜き、歴代単独最多の計45回となったとの事で本当に凄いことですね!


さて、記念すべき決勝戦の棋譜をまとめたいと思います。




第68回NHK杯テレビ将棋トーナメント準決勝第2局

NHK杯 テレビ将棋トーナメントより引用

対局のルール

振り駒にて先手後手を決める。持ち時間は各10分(チェスクロック使用)、切れたら一手30秒の秒読み。その他に1分単位で10分間の考慮時間あり。

羽生善治九段 対 郷田真隆九段戦棋譜



角換わり腰掛け銀へ

羽生善治 九段 平成最後のNHK杯で優勝。対 郷田真隆 九段 棋譜

先手となった羽生善治九段は流行系の角換わり腰掛け銀の4八金、2九飛車型へ。

対する後手の郷田真隆九段は6三金型と9筋の歩を突かずその代わりに中央を手厚くする一手に使いました。

この局面では▲9五歩と自玉のスペースを広げる手を指すのも自然ですが、▲4五歩と先行しました。

羽生善治 九段 平成最後のNHK杯で優勝。対 郷田真隆 九段 棋譜

郷田真隆九段はすぐに△7五歩と反撃。用意の作戦なのでしょうか。
ここは同歩も自然な所でした。

ここからはお互い自然な応酬が続きます。

意表の▲4三歩

羽生善治 九段 平成最後のNHK杯で優勝。対 郷田真隆 九段 棋譜
羽生善治九段はただの所に▲4三歩と垂らしました。これには佐藤康光九段も困惑していましたね。
郷田真隆九段からすると同銀と味良く銀を引ける上に自玉の囲いも硬くなる上歩まで補充出来るので同歩で悪くないように見えますが、感想戦でこの銀は取りにくいと言っていました。部分的にはある形との事で両者一致していましたが、

ぴよ将棋で調べて見ても▲4三歩打は悪手判定で、同銀で良かったのかも知れません。

#指し手[-177] 悪手 ▲4三歩打 △同銀 ▲6六歩 △7七歩打 ▲同桂 △同桂成 ▲同銀 △8五桂打 ▲8六銀 △7七歩打 ▲同銀 △同桂成 ▲同金 △3三銀
#推奨手[591]▲2四飛 △2三歩打 ▲2九飛 △3五歩 ▲同歩 △3六歩打 ▲2五桂 △8六歩打 ▲同歩 △同飛 ▲8七歩打 △8二飛 ▲3四歩


本局は歩を払わずに攻めの△4七歩打ちを選びました。


△5五角の反撃


羽生善治 九段 平成最後のNHK杯で優勝。対 郷田真隆 九段 棋譜

両サイドに効く位置に角を放ちました。次の△7六歩打ちが厳しいです。

ですので、ここは攻め合いに。▲4四桂を取った上での▲4二銀打。

羽生善治 九段 平成最後のNHK杯で優勝。対 郷田真隆 九段 棋譜
これで金で取った場合は▲同歩成△同飛車と取っても、▲4三歩打が厳しい。
また、同玉の場合は

ぴよ将棋より
#指し手[1254]▲4二銀打 △同金 ▲同歩成 △同玉 ▲4三歩打 △5二玉 ▲2四飛 △7六歩打 ▲同銀 △7七歩打 ▲4二歩成 △同玉 ▲4三歩打 △同玉 ▲2三飛成 △3三桂 ▲6一角打 △5二銀打

との事。

ですので▲2二玉と逃げる一手なのですが

羽生善治 九段 平成最後のNHK杯で優勝。対 郷田真隆 九段 棋譜
▲4一角打が厳しい一手でした。

桂を打って反撃に出ますが…

ただ捨ての▲2四桂打

羽生善治 九段 平成最後のNHK杯で優勝。対 郷田真隆 九段 棋譜

この桂打がとても厳しい…!

同歩は飛車が走ると王手飛車取りになってしまうので取れないが取らないと、次に飛車を走られてより筋へ…

非常手段で同角と取る事になりました。

そこからは緩みなく攻めた羽生善治九段。
羽生善治 九段 平成最後のNHK杯で優勝。対 郷田真隆 九段 棋譜

▲4四桂打を見て郷田真隆九段の投了となりました。


まとめ


羽生善治九段攻めが決まってしまい早い形で決着がついてしまいました。やはり▲43の歩は攻め合いのどこかのタイミングで払っておくべきだったのだと思います。

ですが、羽生善治九段の攻めが早く、切れ味も鋭く、見ていて面白い将棋でした。


今期のNHK杯もこれで終わりということで、また来期がどうなるか楽しみです。


来期も時間が取れる時は記事にまとめようと思いますので、宜しければまたご覧下さい。

それではまた。





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